
松江最後の日。朝から雨である。。夕刻出発の帰りのバスに間に合うように取りに来ます、と宿で荷物を預かってもらう。傘をさしながら、歩きます。裏道なんかも覚えた♪
あまりにも激しく雨が降ってきたので、屋根のある場所へ。カラフルな傘がいっぱいです。↖↖
ここのお店の方と島根土産についてお話し、手すきの和紙 出雲民藝紙 を持ち帰ることに。
そして傘の写真を撮られているので、これをどうぞ♪と、かわいいはがきをもらいました。
記念に、このはがきを幸運のピンクポストに投函です!

植物たちは、なんだか嬉しそう。
キラキラ、イキイキしています。
国宝の松江城へ。
やっぱりいいね~と周りの方、同じ角度からお城を眺める。

国宝 松江城天守は全国に現存する12天守のひとつで、平面規模では2番目、高さでは3番目の規模を誇ります。城郭建築最盛期である慶長期を代表する天守として、平成27年7月に国宝に指定されました。明治初頭、全国の多くの城が取り壊される中、松江城天守は旧松江藩士 高城権八や豪農 勝部本右衛門親子らの奔走によって取り壊しを免れ、以降も市民の手によって守られ、今日に伝えられています。とパンフレットに書かれている。

おっ、宍道湖がみえます♪
お城に登るといつも思うこと。
ここに住むと足腰丈夫になるよね、と。
さっき、高麗人参の栽培が藩の財政を救ったと書いてあったなぁ。。数日前にお会いしたお姉さんグループの方が、これから由志園いくよ、と云われてたけど、そこが高麗人参(雲州人参)の生産地だったんだ!と松江城で知る。牡丹の栽培が盛んでもあるらしい。。
一緒に行ってもよかったかなぁ。。

雨の中、ご苦労様です ♪ とシャッターを切る。
すぐ目の前には、めのうのお店? 入るよ~♪
出雲特産の青めのう(碧玉、出雲石)の勾玉、きれいな色です。勾玉にもいろんな形があるんやね。。
お姉さんに教えてもらう。石好きなので、ぐるーっと店内をみてまわる。
お店に入り、すぐコレでしょ!と思った一冊の本。島根県立古代出雲歴史博物館が発行している『企画展 古墳文化の珠玉 玉は語る出雲の煌めき』。ハイハイ、これ買うためにお店にふらーっと入ったね。。
もうひとつ気になったのが、隠岐の島の黒曜石。覗き込むと顔が映るの。すごーい。
黒曜石は、五百万年前の火山活動により、マグマが固まって形成した岩石です。島根県の離島『隠岐』は、中四国地方で唯一の原産地です。隠岐の地質と環境が奇跡の石を生み出しました。
旧石器時代~弥生時代まで、狩猟の道具や生活道具として重宝されてきました。十分な光沢を放つ純黒な石は、鏡にして『出雲大社』に奉納されたほど美しく、その良質さを物語っています。と説明書きにある。
自宅にある黒曜石(オブシディアン)となんだか感じ取れるものが違うんだよな。。きめが細かい?というか粒子の細かさを感じるのです。。粗さ、荒さがないのだ。(個人的な感想ですので)
実は先日、床に落としてしまった。。欠けたの。。だ。。少し前に落ちることが分かったのに。ストップをかけなかった自分を悔やむ。拾い集めたカケラを観察。貝殻状断面をみせる。矢じりやナイフになりそうです。結構切れるかも。割れた断面も繊細(・・?

この雨じゃ、船には乗れないなぁ。。少し疲れたので、カフェを探すかなぁ~

高校生たちが学校帰りなのか、
ワイワイと坂を下りてきました。
このあたりに学校があるんだね~とふらっと横道にそれると、
好きな雰囲気がする場所に。
『明々庵』とあります。ここでお茶します。
この階段の上です。

明々庵は、大名茶人として知られる松江藩7代藩主松 平不昧公(ふまいこう)の好みによって
1779年(安永八年)に建築されて茶室。しばしここから茶室を眺める。

床の間の掛軸は、
不昧公の直筆。とてもいいのです。
不昧公、松平治郷は、「御立派(おたては)の改革」と呼ばれる財政再建策を進め、藩の財政を立て直したのです。その一方で茶の湯や禅学を学び、自らも茶道観を確立。「不昧公」の名で今も多くの人に親しまれている、と紹介されていました。
雨がまた降ってきたので、お茶をいただくことになっている建物へ。


不昧公が好んだといわれる、和菓子を出していただく。
(触ったため形が。。(^_^;))
菜の花畑に 白い蝶が飛ぶ様子をあらわした黄色いお菓子。
と淡い緑色の若草。
私も菜の花畑に蝶が飛ぶ、その春の景色が大好きです。
黄緑の草木がまぶしい季節。命の芽吹き。同じ景色が好きな人とここで出逢えた♡
お茶をいただく。美味しい。。
ここから眺める景色は、心を落ち着かせてくれる。雨の音が心地いい。。
内と外がひとつに繋がる、騒がしい自分がすーっと消えていく。
次のお客様がいらっしゃった様子。
そろそろ席をお譲りしないとね。。

こんなところで逢うなんて♡
つづく。
いつもありがとうございます。
すべては大いなる愛の中で。