道は静かに語る。

2年ほど前だと思う。ここ倉敷で一人のステキな女性と出逢ったのです。今日はこの方をなんだか思い出しました。知らない場所を訪れたとき、まず神社にお詣りに行くことにしています。

この時ももらった地図を眺め、阿智神社が目に付き、お詣りにいきました。数日お世話になります、と挨拶をし、まるで映画に出てきそうな長い階段を降りてきました。

趣きのある街並みは、とても魅力的で、歩いているだけでも愉しい気分になります。

 

器屋さん?の前で立ち止まったんだと思う。店内にいらっしゃった女性と目が合い、

店先でお話を始めました。確か、ようこそ倉敷へ、という言葉を頂いたんだ。

それが嬉しくて、いま神社行ってきて、これから観光なんです、と答えた。

 

珍しいわね。若いのに。とも。(実はそんなに若くないけど、ここは笑って(^_^;)はっはぁー)

で、ついおいくつですか?訊いてしまった。。若干微妙な空気を感じた。。イカン<(_ _)> 

でもニコッと答えてくださった。戦争の中を生きてこられた先輩なのです。

この道は、戦争で壊れることなく昔から続いている道なんですよ、とおっしゃられた。

そしてここに住んでいることが幸せ、というようなことも言われたと思う。

ここに住んでいることが誇り。ここで生きていることが幸せ。。

 

話してくださった道に意識を向けてみる。。街並みを感じるみる。。

古くからの面影が残るこの場所は、愛され守られずっーと繋がっている。。

たくさんの方々の思い出が詰まった場所。

 

いろんな話をしてくださって、そう、大原さんところにいった?と。

オオハラさん(・・?

もしかして大原美術館のオオハラさんですか?

そうそう大原さん。

 

さすが先輩はおっしゃることが違うのです。

店の中で話し込んでいると、娘さんだと思われる方が、入ってこられました。

ストーリーテラーのような女性から普通のお母様、おばあさまにスーッと戻られた瞬間でした。

 

昨年の災害後、倉敷を訪れていないので、どうされているのかな。。

今日、2020年の東京聖火リレーで倉敷の街並みをランナーが走ると知りました。

この道にまたひとつ新しい記憶が重なるんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

いつもありがとうございます。

すべては大いなる愛の中で。