浜辺の小さなタイムトラベラー⁈

小さな嵐の次の日、浜辺にいったら、

きれいに並んでいた貝殻たち。

 

波のラインを描くように、置かれている。

 

この日は、シーグラスがあまりなくて、いつもたくさん落ちている細長い巻貝も見当たらない。。今日はメンバーが違うんだな♪

そう、図書館で一冊の本に出逢ったのだ。

 

~『貝って丈夫』~貝殻は丈夫であるがゆえに、予想を超えて「時」を超える。

つまり、貝殻は渚のタイムトラベラーではあるまいか。一見平凡に見える貝殻の中にも数千年前の貝殻が混じっていることがある。~

 

~海岸には現在から過去にむけて「時」を刻んだ貝殻が、グラディエーションのようにちらばっていることに気づく~

 

盛口満さんの「おしゃべりな貝」の本の中に書かれていました。

 

この文章を見つけたとき心の中でキラキラと星が輝いたようだった。心が弾んだのだ♪

 

裸足になり、貝拾いに夢中になる意識の一点は、遥かかなたの私と繋がる貝の化石を見つけようとしているんじゃないか、なんて思ったのだ。

 

時空を超えて散らばった私のカケラを集めている、のか?

カタツムリも遠い昔、海から陸に上がった貝の仲間。

時々、化石のような貝殻を見つける。。

じーっと見つめるとその貝が生きた時代と繋がれそうな気がする(笑)

 

 それから、

 

本にはハイガイ(灰貝)のことが書かれていました。

 ~縄文時代から「時」を経て、姿を現した貝殻~

 

 

ハイガイは約6000年前の縄文前期に日本各地の湾で生息し縄文人の食料だったらしいの。西日本では1930年ごろまで見られたんだけど、近年では有明海の奥でしか見られなくなったとか、、つまりほぼ生きたハイガイを今みることは出来ないのだ。

 

~貝たちが時代の流れの中で二度の大きな変化を迎えていることに気づく・・

ひとつは、縄文時代から現在にかけての地球規模の気候変動とそれに伴う海水温や海水面の変動。

もう一つは、明治以降、現代にかけての環境変化による、在来種の絶滅と移入種の増加~

これは自宅に持ち帰った微小貝。アクセサリーにするため、洗われて、日光浴中。

 

微小貝についても、

~大人になっても1㎝にも満たない貝たちのこと。微小貝の多くは食べるエサが限定されているため(狭食性)、拾える微小貝の多様性が高いということは、餌となる生き物の多様性も高く、ひいてはその海の豊かさをうかがいしることが出来るということなのだ。~とあった。

 

この日も拾ったことのない貝殻を数種類見つけたよ。

 

そして、

 

冬は素敵なタイムトラベラーたちに逢える季節らしい♪

貝拾いが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

いつもありがとうございます。

ハートに愛と平和と光を