想い出。

1,2年前に、

ふらりと沖縄に出かけました。

 

いつもこれと言う理由はないけど

旅にでる。

 

あまり下調べもせず、宿だけ決めて、会ってみたい

ガラス作家さんがいたのと、沖縄の焼き物「やちむん」が気になる、

そしてきれいな海をみたかった、のかな(・・?

 

空港からバスに乗り、降りる停留所の名前だけ知ってた。

二人掛けの席に腰を下ろし、景色をみながらバスに揺られる。

 

乗り合わせていた一人の女性に目がいく。

 

明らかに自分より若い女性に、席を譲られた。。

 

(・・?

 

私の隣の席以外は、埋まってる。

 

それで、ここどうぞ、と声を掛けた。

ニコっとされて、彼女が降りるまでお話したの。

 

なんで席、譲ったのかな?という私の心の声に

答えるように、

 

私の方が元気やからね。ずうーっと働いてきて

60過ぎても大丈夫。あの人、足が弱そうだからね。

とキラキラまぶしく笑われた。

 

日焼けた肌にしわがあって、でも

そんなことはどうでもいいぐらいきれい。

 

 

そうなんや。。

 

 

どこから来たの?一人旅?どこ行くの?

 

私のことが気になるのは、東京で生活している

息子さんと重なるみたい。

 

そして、

女性が一人旅をしていると心配なんだそうだ。

 

これ持っていきと、ペットボトルのお水をくれたの。

 

私が降りる予定の停留所まで、かなり時間がかかるんだそうだ。

飲み物ひとつ持っていなかったな。。バスに飛び乗ったからね。

 

でお返しに何も持っていないの、というと。

 

そんなこといいよ。

ここでこうすると、めぐりめぐって、

自分の子供が困ったときに、助けてもらえるかもしれないからね。

そんな趣旨のことを話された。

 

それに(大きな意味で)みんな家族だから、と。

沖縄の言葉でいわれたので、

 

なんて言ってたかな。。

 

 

すてきな音の響きだった。

 

言葉以外から伝わるものを多く感じる

 

乗合バスの中での出逢い。

 

 

この優しさの深さってどこからくる?。。

彼女から、それとも沖縄という場所から。。歴史から。。

 

 

 

その会話を、リゾートで東京から来られた

カップルのような親子が、不思議そうに見ていました。

 

 

 

空港で一緒だったんだ。

 

気を付けてね。と、バスを降りてからも手を振って

見送ってくださいました。

 

 

とっても感動してる自分がいた。

なんだろ、逢うべくして逢った人。。

 

 

 

 

今日はなぜだか想い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもありがとうございます。

ハートに愛と光と平和を